第3回:公式LINEだけで顧客管理しようとすると、必ず詰まる理由

公式LINEを運用していると、次のような悩みが出てくることがあります。
この人、前に何を送ったっけ?
以前クーポンを使った人かどうか分からない
担当が変わると、過去のやり取りが分からない
こうした違和感を感じ始めたら、それは自然なことです。
なぜなら、公式LINEは顧客管理を完結させるためのツールではないからです。
「LINEで全部できる」と思うと、だいたい詰まる
公式LINEはとても便利です。
ほとんどの人が使っている
通知に気づいてもらいやすい
導入のハードルが低い
そのため、「LINEで顧客管理までできるのでは?」と考えがちです。
しかし、実際に運用を続けていくと、必ず壁にぶつかります。
LINEでできること、できないこと
まず整理しておきたいのは、公式LINEが得意なことです。
公式LINEが得意なのは、
情報を届ける
行動を促す
接点を作る
という「動かす」役割です。
一方で、公式LINEが苦手なのは、
履歴を時系列で管理する
判断の理由を残す
担当者が変わっても理解できる形で情報を残す
といった「覚える」「蓄積する」役割です。
この役割の違いを無視すると、運用は必ず苦しくなります。
よくある現場の行き詰まり方
実際の現場では、こんな状態に陥りがちです。
タグが増えすぎて、意味が分からなくなる
配信履歴を見ても、なぜ送ったのか判断できない
「この人に送っていいのか?」を毎回悩む
結果として、
配信の判断が遅れる
内容が無難になる
結局一斉配信に戻ってしまう
という流れになります。
これは担当者のスキルの問題ではありません。
LINEに持たせる役割を間違えているだけです。
LINEは「入口」、顧客データは「資産」
ここで考え方を切り替える必要があります。
公式LINEは、
顧客との接点を作る「入口」です。
一方で、
誰が
いつ
何に反応したか
どんな状態なのか
といった情報は、きちんと蓄積される場所に持たせる必要があります。
LINEは動かす場所。
データは覚える場所。
この役割分担ができると、運用は一気に楽になります。
「全部LINEでやろう」としないほうがうまくいく
よくある誤解は、「まずは全部LINEで完結させたい」という考え方です。
しかし現場では、
最初から重たい管理を持ち込む
設計が複雑になる
結局使われなくなる
という結果になりがちです。
むしろ現実的なのは、
LINEは軽く使う
管理は別で考える
必要になったら連携する
という段階的な考え方です。
LINEの価値は「ライトな関係」を作れること
公式LINEの最大の強みは、
ユーザーにとって心理的なハードルが低いことです。
会員登録しなくてもつながれる
ID連携をしなくても情報を受け取れる
必要なくなれば離脱できる
この「ライトさ」があるからこそ、多くの人と接点を持つことができます。
ここに最初から重たい管理や登録を求めると、LINEの良さを自分で潰してしまいます。
だから、公式LINEだけで顧客管理しようとしない
まとめると、公式LINE運用で詰まり始める原因はシンプルです。
LINEに「覚える役割」まで持たせようとする
管理と配信を同じ場所で完結させようとする
この状態では、どんなに頑張っても運用は続きません。
公式LINEは、顧客を動かすためのツールです。
顧客を覚えるためのツールではありません。
まとめ
公式LINEは顧客管理を完結させるツールではない
LINEは「入口」、データは「資産」
役割を分けると、運用は一気に楽になる
「全部LINEでやろう」としないことが、長く続けるコツ
ここまで3回にわたって、
無駄に友だちを集めない
ブロックを恐れすぎない
LINEだけで完結させようとしない
という話をしてきました。
どれも共通しているのは、公式LINEは「設計して使うツール」だということです。
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