公式LINE、こんな使い方だと失敗します ③

2026/01/20 0:20

第3回:公式LINEだけで顧客管理しようとすると、必ず詰まる理由

公式LINEを運用していると、次のような悩みが出てくることがあります。

  • この人、前に何を送ったっけ?

  • 以前クーポンを使った人かどうか分からない

  • 担当が変わると、過去のやり取りが分からない

こうした違和感を感じ始めたら、それは自然なことです。
なぜなら、公式LINEは顧客管理を完結させるためのツールではないからです。


「LINEで全部できる」と思うと、だいたい詰まる

公式LINEはとても便利です。

  • ほとんどの人が使っている

  • 通知に気づいてもらいやすい

  • 導入のハードルが低い

そのため、「LINEで顧客管理までできるのでは?」と考えがちです。

しかし、実際に運用を続けていくと、必ず壁にぶつかります。


LINEでできること、できないこと

まず整理しておきたいのは、公式LINEが得意なことです。

公式LINEが得意なのは、

  • 情報を届ける

  • 行動を促す

  • 接点を作る

という「動かす」役割です。

一方で、公式LINEが苦手なのは、

  • 履歴を時系列で管理する

  • 判断の理由を残す

  • 担当者が変わっても理解できる形で情報を残す

といった「覚える」「蓄積する」役割です。

この役割の違いを無視すると、運用は必ず苦しくなります。



よくある現場の行き詰まり方

実際の現場では、こんな状態に陥りがちです。

  • タグが増えすぎて、意味が分からなくなる

  • 配信履歴を見ても、なぜ送ったのか判断できない

  • 「この人に送っていいのか?」を毎回悩む

結果として、

  • 配信の判断が遅れる

  • 内容が無難になる

  • 結局一斉配信に戻ってしまう

という流れになります。

これは担当者のスキルの問題ではありません。
LINEに持たせる役割を間違えているだけです。


LINEは「入口」、顧客データは「資産」

ここで考え方を切り替える必要があります。

公式LINEは、
顧客との接点を作る「入口」です。

一方で、

  • 誰が

  • いつ

  • 何に反応したか

  • どんな状態なのか

といった情報は、きちんと蓄積される場所に持たせる必要があります。

LINEは動かす場所。
データは覚える場所。

この役割分担ができると、運用は一気に楽になります。


「全部LINEでやろう」としないほうがうまくいく

よくある誤解は、「まずは全部LINEで完結させたい」という考え方です。

しかし現場では、

  • 最初から重たい管理を持ち込む

  • 設計が複雑になる

  • 結局使われなくなる

という結果になりがちです。

むしろ現実的なのは、

  • LINEは軽く使う

  • 管理は別で考える

  • 必要になったら連携する

という段階的な考え方です。


LINEの価値は「ライトな関係」を作れること

公式LINEの最大の強みは、
ユーザーにとって心理的なハードルが低いことです。

  • 会員登録しなくてもつながれる

  • ID連携をしなくても情報を受け取れる

  • 必要なくなれば離脱できる

この「ライトさ」があるからこそ、多くの人と接点を持つことができます。

ここに最初から重たい管理や登録を求めると、LINEの良さを自分で潰してしまいます。


だから、公式LINEだけで顧客管理しようとしない

まとめると、公式LINE運用で詰まり始める原因はシンプルです。

  • LINEに「覚える役割」まで持たせようとする

  • 管理と配信を同じ場所で完結させようとする

この状態では、どんなに頑張っても運用は続きません。

公式LINEは、顧客を動かすためのツールです。

顧客を覚えるためのツールではありません。


まとめ

  • 公式LINEは顧客管理を完結させるツールではない

  • LINEは「入口」、データは「資産」

  • 役割を分けると、運用は一気に楽になる

  • 「全部LINEでやろう」としないことが、長く続けるコツ

ここまで3回にわたって、

  1. 無駄に友だちを集めない

  2. ブロックを恐れすぎない

  3. LINEだけで完結させようとしない

という話をしてきました。

どれも共通しているのは、公式LINEは「設計して使うツール」だということです。


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ワックアップは、中小企業・店舗のデジタル化を支援するDXソリューションカンパニーです。
ポイント統合・交換サービス「Point Hub」、会員アプリ「ワックアプリ」、LINE公式アカウント連携サービス「LINE Hub」、など、顧客とのつながりを深める独自のサービスを提供しています。

また、Zoho公式パートナーとしてCRM(顧客管理)やマーケティングオートメーションの「Zoho導入・運用支援」も行い、企業の顧客データ活用と業務効率化をサポートしています。


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