つまずきポイントと対処法──現場で起きる課題と乗り越え方

アプリ運用を続けていると、最初は順調に見えたものの、あるタイミングで壁にぶつかることがあります。
「ダウンロードはされているのに、利用が増えない」
「通知を送っても反応がない」
「運用が思うように回らない」
アプリ運用では、こうした課題は珍しいことではありません。
むしろ、多くの企業が同じところで悩んでいると言えます。
今回は、アプリ運用で起きやすい“つまずきポイント”と、その乗り越え方を整理します。
よくあるつまずき①:目的が曖昧になる
アプリ運用では「とりあえず通知」「とりあえずポイント施策」と動くことがあります。
しかし、目的が曖昧なまま施策を続けても、成果にはつながりません。
✔対処法:一言で目的を言語化する
例:
来店頻度を増やしたい
アプリ起動回数を増やしたい
新規利用者に最初の成功体験を届けたい
たった一文の目的設定でも、施策の判断軸が明確になります。
よくあるつまずき②:使われている部分と使われていない部分が混在する
アプリには便利な機能がそろっていても、すべての機能が均一に使われるわけではありません。
✔対処法:よく使われている機能を“軸”にする
利用されている部分には理由があります。
そこを起点に導線を作り直すことで、他の機能が使われるきっかけが生まれます。
よくあるつまずき③:改善が一度止まると、止まり続ける
最初は定期的に進めていた改善も、忙しさや優先順位変更などで止まってしまうことがあります。
改善が止まると、アプリは「存在はするが、使われない状態」になりやすくなります。
✔対処法:運用サイクルを“習慣化”する
例:
1ヶ月に1回データを見る日を決める
施策は“ひとつだけ”改善する
結果は簡易で記録する(数字・気づき・次案)
小さく、無理なく続けられる習慣作りが理想です。
ここで役立つのが「ワックアプリ」
アプリ運用は、慣れていないと迷いや不安が生まれやすい領域です。
分析に自信がない
改善案が浮かばない
どこから取り組むべきかわからない
組織内でアプリ担当が固定されない
こうした状況のまま放置してしまうと、せっかく作ったアプリも活かされず、機会損失につながります。
ワックアップが提供する 「ワックアプリ」 では、作る・公開する・活用する・改善するという一連のサイクルを、伴走型で支援できる仕組みがあります。
運用や分析、改善施策の検討まで含めて相談できるため、つまずきが起きても止まらず、アプリが成長し続ける状態を作ることができます。
最後に:今日からできる3つのチェック
アプリ運用は、何か特別なことをしなくても、小さな見直しから始められます。
まずは、次の3つに答えてみてください。
□ 目的は一文で言える状態か?
□ よく使われている機能は何か?
□ 来月の改善項目はひとつ決まっているか?
ひとつでも「YES」と言えるなら、すでに前に進めています。
アプリ運用は、止めずに続けることが何より大切です。
まとめ:アプリは、運用するほど強くなる
アプリは作った瞬間が完成ではなく、使い続けてもらう中で磨かれていくものです。
目的を定める
強みを伸ばす
小さく改善を続ける
この積み重ねが、アプリを企業の強い顧客接点へと成長させていきます。
ワックアップは、中小企業・店舗のデジタル化を支援するDXソリューションカンパニーです。
ポイント統合・交換サービス「Point Hub」、会員アプリ「ワックアプリ」、LINE公式アカウント連携サービス「LINE Hub」、など、顧客とのつながりを深める独自のサービスを提供しています。
また、Zoho公式パートナーとしてCRM(顧客管理)やマーケティングオートメーションの「Zoho導入・運用支援」も行い、企業の顧客データ活用と業務効率化をサポートしています。
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