ポイント設計が関係を深める──リピートとファン化の仕組み

アプリを運用していく中で、ユーザーが継続して利用してくれるかどうかは、「何度でも使いたくなる理由」が存在するかに大きく影響します。
その理由のひとつとして非常に効果的なのが、ポイントや会員ランク制度です。
多くの店舗やサービスでポイントが使われている理由は、単に「お得だから」ではありません。
ポイントは、お客様の行動を可視化し、次の行動を促し、結果として関係性を深めていく“仕組み”として機能します。
今回は、ポイント制度をアプリ内で活用する際の考え方と設計のポイントを整理します。
ポイントは「報酬」ではなく「行動のきっかけ」
ポイント制度というと、「購入した分だけお得になるもの」という認識が一般的です。
しかしアプリ運用の視点では、ポイントは**“次の行動につながる理由”**として設計することができます。
たとえば:
来店時にポイントがたまる
→ 来店の習慣化につながるアプリを開くとボーナスポイント
→ アプリ起動のきっかけになる会員ステージが上がると特典が増える
→ 継続利用とロイヤルティ向上につながる
ポイントは「今、行動したくなる理由」を作る仕組みなのです。
会員ステージ設計で“ファン化”が進む
ポイント制度と相性が良いのが、**会員ステージ(ランク制度)**です。
ユーザーの利用頻度や購入金額などに応じてランクが上がり、特典が変わる仕組みです。
このステージ設計には次の効果があります。
「次のステージまであと少し!」というモチベーション
他ユーザーとの差別化による特別感
長期間利用する理由の明確化
特に重要なのは、ステージアップの達成条件がわかりやすいこと。
曖昧な条件は逆効果になり、利用意欲を下げてしまいます。
設計のポイントは「簡単・明確・回遊性」
ポイント制度やランク制度は、複雑になるほどユーザーが理解しにくくなり、利用が止まってしまう傾向があります。
設計時のポイントは3つです。
簡単:説明なしでも理解できる
明確:たまるタイミング・使える場面が明確
回遊性:アプリ内で“次にやること”がある
“お客様目線で動作が想像できる仕組み”が理想です。
ここで役立つのが「ワックアプリ」
ポイント制度を効果的に運用しようとしても、次のような課題が出てきます。
どの機能とポイントを結びつけるべきか
ランク制度をどう設計すべきか
データと通知シナリオをどう活用するか
こういった設計や検証は、ノウハウや経験がないと難しく、運用で止まってしまうことがあります。
ワックアップが提供する 「ワックアプリ」 では、ポイント・会員証・ランク制度・通知など、継続利用と関係性構築に必要な機能が標準で備わっています。
さらに、CRM連携や施策設計まで含め、「作る → 公開 → 活用 → 改善」まで伴走型で支援できる仕組みが整っています。
「うまく運用できるか不安…」という段階からでも、安心して始められるのが特徴です。
まとめ:ポイントは“行動を生むスイッチ”
ポイント制度は、単に「貯まる仕組み」ではありません。
大切なのは、ユーザーが行動したくなる理由を作り、それが継続利用につながることです。
ポイントは行動のきっかけ
会員ステージは継続の理由
わかりやすい設計が習慣化につながる
この仕組みが整うと、アプリは利用され続け、ユーザーとの関係は自然と深まっていきます。
ワックアップは、中小企業・店舗のデジタル化を支援するDXソリューションカンパニーです。
ポイント統合・交換サービス「Point Hub」、会員アプリ「ワックアプリ」、LINE公式アカウント連携サービス「LINE Hub」、など、顧客とのつながりを深める独自のサービスを提供しています。
また、Zoho公式パートナーとしてCRM(顧客管理)やマーケティングオートメーションの「Zoho導入・運用支援」も行い、企業の顧客データ活用と業務効率化をサポートしています。
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