OMO時代のポイント統合という考え方⑤

2026/03/11 18:00

第5回:「1つのポイントにまとめる」必要はあるのか

複数ポイントを共存させたまま統合するという考え方 

ポイント統合という言葉を聞くと、多くの人が次のようなイメージを持ちます。

「全部のポイントを一つにしなければならない」
「既存の制度を捨てて、新しい共通ポイントを作る」
「大きな変更が必要になるのではないか」

OMOやポイント統合の検討が途中で止まってしまう理由の多くは、この “一本化しなければならない”という思い込み にあります。

しかし、ポイント統合の本質は必ずしも「1つにまとめること」ではありません。



「統合」と「一本化」は別の話

まず整理しておきたいのは、ポイント統合=ポイント一本化 ではない、という点です。

  • 一本化:すべてのポイント制度を廃止し、単一のポイントに置き換えること
  • 統合:複数のポイントを、横断的に扱える状態にすること


OMOの文脈で重要なのは後者です。

顧客にとって大切なのは、「ポイントが何種類あるか」ではなく、自分が持っている価値をどう使えるかです。

裏側で複数のポイントが存在していても、体験として分断されていなければ、それはOMOの考え方に沿っています。



なぜ一本化が現実的でないケースが多いのか

実務の現場では、ポイントを完全に一本化することが難しいケースも少なくありません。

  • 事業ごとに異なる収益構造
  • 既存顧客への影響
  • 長年運用してきた制度の存在
  • システム・契約・会計上の制約


これらをすべて整理したうえで一本化を進めるには、相応の時間とコストがかかります。

その結果、「そこまでしなくてもいいのでは」と判断され、OMOやポイント統合自体が先送りされてしまうこともあります。

しかし、OMOは段階的に進めることができる取り組みです。



「共存させたまま統合する」という選択

ここで重要になるのが、複数ポイントを共存させたまま統合するという考え方です。

  • ポイント制度自体は残す
  • 価値の移動や利用を横断的に扱えるようにする
  • 顧客は「1つの価値」として認識できる


この状態が実現できれば、顧客体験としては十分に「統合されている」と言えます。

OMOにおいて重要なのは、制度の美しさではなく、体験の連続性です。




顧客視点で考える「統合されている状態」

顧客視点で見たとき、ポイントが統合されている状態とは、次のような感覚です。

  • 自分がどれだけの価値を持っているか分かる
  • どこで使うかを選べる
  • オンラインとオフラインで価値が途切れない


ここでは、「このポイントはA、あれはB」といった内部事情は重要ではありません。

顧客が「つながっている」と感じられるかどうか、それがOMOにおける判断基準です。




OMOにおける「会員基盤」の考え方

ポイントを共存させたまま統合するためには、裏側に 会員基盤の考え方 が必要になります。

  • 顧客を一人として識別できる
  • 行動や価値を横断して扱える
  • サービスをまたいだ体験を設計できる


OMOは、単にチャネルを増やすことではありません。

顧客を軸に、オンライン・オフライン・サービスをどう束ねるか、という設計の話です。

ポイント統合は、その会員基盤の考え方を顧客が最も実感しやすい形で表現する手段だと言えます。




無理にまとめないからこそ、次につながる

ポイントを無理に一本化しようとすると、OMOは重く、難しい取り組みに見えてしまいます。

一方で、

  • まずは「つなぐ」
  • 価値を「動かせる」ようにする
  • 体験の分断を減らす


このアプローチであれば、既存の制度を活かしながらOMOを前に進めることができます。

ポイント統合とは、「整理すること」ではなく「使えるようにすること」なのです。

次回はいよいよ最終回として、「OMOを支えるポイント統合の基盤とは何か」というテーマで、これまでの内容を整理しながら考え方の“着地点”をまとめていきます。 

Point Hubについて


Point Hub(ポイントハブ)は、企業や店舗が保有するポイントを“つなぐ・まとめる・使いやすくする”ための、ポイント統合・交換プラットフォームです。

自社ポイントやキャンペーンポイントなど、分散しがちなポイントを一元的に管理し、ポイント同士の交換デジタルギフト・自社特典との交換を実現します。
これにより、ポイントを「貯められるだけ」で終わらせず、顧客にとって使いやすい価値として提供できます。

また、Point Hubは単体で完結する仕組みではなく、会員アプリやLINE、CRMなどと組み合わせることで、顧客接点の拡張や継続利用の促進を支援します。を支援します。を支援します。を支援します。


株式会社ワックアップは、Point Hubを通じて、中小企業・店舗でも無理なく導入できる「実践的なポイント活用」を提供しています。は、Point Hubを通じて、中小企業・店舗でも無理なく導入できる「実践的なポイント活用」を提供しています。は、Point Hubを通じて、中小企業・店舗でも無理なく導入できる「実践的なポイント活用」を提供しています。は、Point Hubを通じて、中小企業・店舗でも無理なく導入できる「実践的なポイント活用」を提供しています。


▶️ Point Hubを見る


株式会社ワックアップについて


ワックアップは、中小企業・店舗のデジタル化を支援するDXソリューションカンパニーです。
ポイント統合・交換サービス「Point Hub」、会員アプリ「ワックアプリ」、LINE公式アカウント連携サービス「LINE Hub」、など、顧客とのつながりを深める独自のサービスを提供しています。

また、Zoho公式パートナーとしてCRM(顧客管理)やマーケティングオートメーションの「Zoho導入・運用支援」も行い、企業の顧客データ活用と業務効率化をサポートしています。


▶️ 会社概要を見る