データを“資産”に変える──アプリ×CRMで見えるお客様の姿

スマホアプリを公開すると、そこからお客様の反応や利用状況が少しずつ蓄積されていきます。
どのページがよく見られているのか、どの機能が利用されているのか、通知を開封してくれたのか、あるいは使われなくなってしまったのか。
この“利用の痕跡”ともいえる情報こそが、アプリ運用の最も重要な材料になります。
しかし実際には、せっかく得られるデータを「見て終わり」にしてしまうケースが少なくありません。
数字は確認しているものの、活用方法がわからないまま、なんとなく運用が続いてしまう──そんな状態です。
この第1回では、アプリ公開後に得られるデータを “数字ではなく資産として扱う考え方” を整理していきます。
データは単なる数字ではなく「お客様からの声」
データを見るときに大切なのは、数字そのものではなく、その背景にある“理由”に目を向けることです。
たとえば:
「この機能だけ利用が多いのはなぜ?」
「なぜこのタイミングで離脱が起きている?」
「なぜ通知は開封されているのに行動につながらない?」
こうした問いを持つだけで、数字は状況を判断する材料から、改善のヒントへと変わります。
データは「良い」「悪い」を評価するためにあるのではなく、
“気づきを生むためにある” と考えてみてください。
アプリ×CRMで見える世界が変わる
データが意味を持つのは、バラバラに見るのではなく、CRMと連動して“ひとりのお客様の動き”として理解できる状態になったときです。
アプリ内行動だけでは見えないことも、CRMと結びつくことで次のような洞察が得られます。
初回来店から何回利用してくれているか
LINE、メール、アプリ、どのチャネルが反応しやすいか
クーポンが行動きっかけになっているか
ファンに育っているのか、離脱傾向なのか
これらは施策の方向性を決めるうえで、非常に大きな価値を持ちます。
「何を見るか」よりも「どう捉えるか」が大切
最初から深い分析や高度な追跡を行う必要はありません。
むしろ分析が目的化してしまうと運用が止まってしまうことがあります。
はじめは、次のような小さな問いから十分です。
“よく使われている”ものと、
“使われていない”ものは何か。
そして理由を推測し、改善案を考えてみる。
この積み重ねが、アプリを“成果の出る仕組み”に育てていく基礎になります。
完璧な分析ではなく、小さく気づき、小さく改善するサイクルが重要です。
迷ったときに支えになるのが「ワックアプリ」
データの重要性は理解できても、次のような“運用のつまずき”はよく起きます。
どの数字を見ればいいのかわからない
CRMとの連携設計に迷う
改善案が浮かばない
施策設計や検証の手順が定まらない
こうした悩みを抱える企業は多く、そこを支える仕組みや伴走があるかどうかで、運用フェーズのスピードと成果は大きく変わります。
ワックアップが提供する 「ワックアプリ」 では、アプリ開発だけでなく、公開後のデータ活用・CRM連携・改善支援まで含めてサポートしています。
「作って終わり」ではなく、
“使われ続けるアプリに育てる”ところまで伴走するサービス設計です。
まとめ:データは“資産”。使うほど価値が大きくなる
アプリ公開直後のデータはまだ小さく、断片的かもしれません。
しかし、継続して運用し、改善に活かしていくことで、データは企業にとって大きな財産となります。
アプリは作ってからが勝負。
データは見るものではなく、活かすもの。
小さな気づきと改善を積み重ねながら、アプリを企業の成長エンジンへ育てていきましょう。
ワックアップは、中小企業・店舗のデジタル化を支援するDXソリューションカンパニーです。
ポイント統合・交換サービス「Point Hub」、会員アプリ「ワックアプリ」、LINE公式アカウント連携サービス「LINE Hub」、など、顧客とのつながりを深める独自のサービスを提供しています。
また、Zoho公式パートナーとしてCRM(顧客管理)やマーケティングオートメーションの「Zoho導入・運用支援」も行い、企業の顧客データ活用と業務効率化をサポートしています。
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