Zoho WorkDrive ― チームで使うためのファイル管理プラットフォーム

2025/11/26 9:54

「ファイルがどこにあるかわからない」「最新版が共有されず、古い資料が使われてしまう」「共有ストレージが部署ごとに分断されている」──
多くの企業が抱えるこうした課題を、シンプルかつ安全に解決できるのが Zoho WorkDrive(ゾーホー・ワークドライブ) です。


Zoho WorkDriveは、DropboxやGoogle Driveのような単なるファイル保管ツールではありません。
**“組織全体での活用を前提に設計されたクラウドストレージ”**であり、権限管理、承認、共同編集、セキュリティ制御、バージョン管理まで、一貫して管理できるファイル基盤です。

特に、Zoho CRMやメール、Projects、Writerとの連携により、WorkDriveはZoho Oneの中心となる情報ハブとして機能します。


Zoho Workdriveのホームページはこちら

1. WorkDriveと一般的なクラウドストレージの違い

WorkDriveの特徴を理解するうえで、DropboxやGoogle Driveとの違いを整理するとイメージしやすくなります。

項目Dropbox / Google DriveZoho WorkDrive
ストレージ概念個人ストレージ中心チーム・組織単位が前提
権限管理単純(閲覧/編集レベルが一般的)役職・部署・タスク単位で細かく設定可能
共同編集可能だがアプリ依存Zoho Writer/Sheet/Showで統合・履歴管理
更新履歴ファイルごと承認・コメント・版管理すべて履歴化
外部共有リンク共有中心パスワード・期限・権限条件・操作制限
業務連携弱いZoho CRM/Projects/Mailと標準連携

つまり、WorkDriveは「保存する場所」ではなく、
“安全に管理・共有しながら更新し続けるための環境” を整えるサービスだといえます。



2. 承認・履歴・バージョン管理まで標準装備

WorkDriveでは、単なるファイル保管に留まりません。

  • いつ誰が更新したのか

  • どこが変更されたのか

  • 承認済みか・未承認か

  • 外部共有済みか

といった履歴情報が全て追跡可能です。

特に電子帳簿保存法や内部監査対応が必要な企業にとって、
この透明性は大きなメリットになります。


3. セキュリティ・コンプライアンス対応が強い

WorkDriveは企業利用を前提として設計されており、以下のようなセキュリティ要件を備えています。

  • IP制限アクセス

  • 監査ログ

  • 有効期限付き外部共有リンク

  • ダウンロード・コピー禁止設定

  • 二要素認証(MFA)

  • ISO/IEC 27001・SOC2に準拠

テレワークや複数拠点を持つ企業でも、統制された運用が可能です。


4. 運用規模に応じて選べるエディション

WorkDriveは利用目的に合わせてプランが選べます。


プラン用途・特徴
Team小規模チーム向け/共同ストレージ入門
Business権限設定・外部共有・テンプレが充実
Enterprise監査ログ・IP制限・組織共有・大規模向け

特にZoho One契約企業の場合、Business相当の機能が標準で利用できるため、導入メリットが大きくなります。


5. Zohoサービスとの強力な連携

WorkDriveはZoho製品群とシームレスにつながります。


連携先活用例
Zoho CRM顧客ごとに資料自動管理、見積・契約の自動保管
Zoho Mail添付ファイルをWorkDriveに直接保存
Zoho Writer / Sheet / Showオンライン共同編集+承認フロー
Zoho Flowファイル整理・更新通知・バックアップ自動化
Zoho Projectsプロジェクト単位で資料管理・進捗共有

この連携により、ファイル運用そのものが業務フローと統合されます。

まとめ

Zoho WorkDriveは、単なるファイルストレージではなく、
**「組織全体で情報を管理し、活用できるクラウド型ドキュメント基盤」**です。

  • ファイルの最新版管理

  • 承認・履歴・バージョン管理

  • セキュリティと外部共有制御

  • Zoho製品との統合による業務一体化

WorkDriveを導入することで、企業の情報資産管理が「属人的な保管」から「仕組みとして運用する形」へ進化します。


Zoho WorkDrive導入・運用サポートはワックアップへ

WorkDriveは便利なツールですが、フォルダ設計・権限設計・ルール策定・Zoho連携ができていないと、その価値が活かされません。

ワックアップでは、

  • 現状ストレージ分析

  • 最適なファイル構造設計

  • 権限設定・外部共有ルール策定

  • Zoho CRM/Projects/Mailとの連携

  • 運用サポート&改善支援

まで一貫してサポートいたします。

「ファイル管理を整理したい」「Zohoを軸に情報基盤を整えたい」
という方は、ぜひご相談ください。

私たちワックアップが、業務運用に最適なWorkDrive活用方法をご提案します。


株式会社ワックアップについて


ワックアップは、中小企業・店舗のデジタル化を支援するDXソリューションカンパニーです。
ポイント統合・交換サービス「Point Hub」、会員アプリ「ワックアプリ」、LINE公式アカウント連携サービス「LINE Hub」、など、顧客とのつながりを深める独自のサービスを提供しています。

また、Zoho公式パートナーとしてCRM(顧客管理)やマーケティングオートメーションの「Zoho導入・運用支援」も行い、企業の顧客データ活用と業務効率化をサポートしています。


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