
LINEキャンペーンの“効果測定”と改善のヒント
LINEでキャンペーンを行った後、「どのくらい開封されたか?」「クーポンは何枚使われたか?」といった結果を確認して、終わりになっていませんか?
もちろん、配信の成果を数値で把握するのは重要です。
でも本当に大切なのは、「なぜその結果になったのか?」を考え、次に活かすこと。
今回は、LINEキャンペーンを“やりっぱなし”にしないための効果測定の視点と、改善のヒントをご紹介します。
開封率やクリック率は“入り口”の指標
まず、LINE配信後に確認すべき代表的な数値は次のとおりです:
- 開封率(どのくらいの人がトークを開いたか)
- クリック率(どれだけの人がリンクやボタンを押したか)
- クーポン使用率(配布数に対して何枚使われたか)
- ブロック率(配信後に友だち解除された割合)
これらの指標は「配信の受け取られ方」を把握するうえで役立ちますが、数字だけを追っても本質的な改善にはつながりません。
たとえば「開封率が低い」としても、
- 配信時間が悪かったのか
- 内容が興味を引かなかったのか
- そもそも友だちの属性と合っていないのか
──原因は一つではなく、背景を深掘りしないと意味がないのです。
数値よりも「行動の変化」に注目しよう
LINEキャンペーンの最終目的は、多くの場合「来店促進」や「購入」など、具体的な行動を促すことです。
つまり見るべきなのは、「キャンペーンを通じて、ユーザーの行動がどう変わったか?」という点。
たとえば:
- 通常よりも来店率が上がったか?
- 一度きりの利用者が、リピーターになったか?
- 離反気味だった層が、アクティブになったか?
「数を集める」ではなく「人を動かす」ために、どんな配信が効いたのか。
それを見極めるために、データの“前後”を見る視点が必要になります。
改善につなげる小さなチェックリスト
次回に活かすために、配信後にぜひ振り返ってみたい項目をまとめました:
- 配信時間は、ターゲットの生活リズムに合っていたか?
- タイトルや冒頭文は、興味を引く内容だったか?
- タップ導線(ボタンやリンク)はわかりやすかったか?
- クーポンなどの特典内容は魅力的だったか?
- セグメント配信は適切だったか?(一斉配信ではなかったか)
こうした細かい点の積み重ねが、“ちょっと気が利く配信”につながります。
「配って終わり」から「関係づくり」へ
LINEは、一度の配信で爆発的な成果を狙うよりも、「関係性を積み重ねる」ことで力を発揮するツールです。
毎回の配信が“次の配信への布石”と考えれば、たとえ反応が今ひとつでも、そこから学べることはたくさんあります。
数字を“評価”ではなく“気づき”として活用する。
それが、LINEキャンペーンを一歩進めるための鍵になります。
ワックアップは、中小企業・店舗のデジタル化を支援するDXソリューションカンパニーです。
ポイント統合・交換サービス「Point Hub」、会員アプリ「ワックアプリ」、LINE公式アカウント連携サービス「LINE Hub」、など、顧客とのつながりを深める独自のサービスを提供しています。
また、Zoho公式パートナーとしてCRM(顧客管理)やマーケティングオートメーションの「Zoho導入・運用支援」も行い、企業の顧客データ活用と業務効率化をサポートしています。
▶️ 会社概要を見る