【第7回】行動データを“ただの履歴”で終わらせない 

2025/09/22 11:04

LINE配信 × 顧客行動でつくる“気が利く体験”

LINEキャンペーンを何度か実施していると、「反応が良かった/悪かった」だけで終わってしまうことがありませんか?

しかし、せっかくのやりとりの履歴や行動データを“使わないまま”にしてしまうのは非常にもったいない話です。
LINEは、実は“データの宝庫”。
ユーザーがどのメッセージを開いたか、どのリンクをタップしたか、いつ来店したか、どのクーポンを使ったか──
こうした行動データをうまく活用できれば、「今この人が求めていること」に近づいた“気が利く配信”が可能になります。


「同じお客様に、同じメッセージ」を繰り返していませんか? 

たとえばこんな状況、思い当たることはありませんか?

  • すでに来店した人にも「ご来店お待ちしています」と送ってしまう
  • 割引を使った人にも「今だけクーポン!」と再配信してしまう
  • 誕生日が過ぎたのに、バースデー特典の案内を送ってしまう

どれも悪意はないのですが、ユーザーからすると「え?わかってくれてないの?」という小さな違和感が積み重なっていきます。
これは“関係性の熱”を冷ましてしまう、もったいない配信ミスです。


行動履歴を活かすと、何ができる? 

LINEのキャンペーンツールや連携システムによっては、以下のような設計が可能です:

  • クーポン利用履歴をもとに「未使用者のみに再送」
  • アンケートに未回答の人にだけリマインド配信
  • 来店後〇日経過したユーザーに「そろそろまたいかがですか?」と提案
  • 特定のボタンを押した人だけに「次の案内」をステップ配信

つまり「行動データ × 配信条件」の掛け算によって、“ひとりひとりに寄り添った案内”ができるようになるのです。
これが、メルマガやチラシではできないLINEならではの強み。


LINEだからこそできる「気づき」と「提案」 

LINEは、ユーザーにとってもっとも身近なアプリのひとつ。
だからこそ、“タイミングが合ったときの反応率”が非常に高いのです。

  • 「あ、ちょうど気になってた」
  • 「そうそう、行こうと思ってたんだよね」
  • 「これ、自分に届いてるんだって感じた」

こうした小さな“共感”が積み重なると、企業や店舗に対する「好意」や「信頼感」が育っていきます。
一方的に配るのではなく、“会話の続きを提案する感覚”で配信を設計することが、ファンづくりへの第一歩になります。


データの力を、日常に活かす 

「データ活用」と聞くと、難しそうに感じる方も多いかもしれません。
でも実は、“ちょっとだけ配信の条件を工夫する”ことで、グッとユーザー体験は変わっていきます。

LINEを「ただの告知板」にしないために。
行動履歴というヒントをもとに、「気づき」と「気づかい」のある配信を、一緒に考えてみませんか?


株式会社ワックアップについて


ワックアップは、中小企業・店舗のデジタル化を支援するDXソリューションカンパニーです。
ポイント統合・交換サービス「Point Hub」、会員アプリ「ワックアプリ」、LINE公式アカウント連携サービス「LINE Hub」、など、顧客とのつながりを深める独自のサービスを提供しています。

また、Zoho公式パートナーとしてCRM(顧客管理)やマーケティングオートメーションの「Zoho導入・運用支援」も行い、企業の顧客データ活用と業務効率化をサポートしています。


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