Zoho Assistの「管理者ロール」の落とし穴  ー  無人アクセス導入で意外と見落としがちなポイン

2026/06/02 15:30

そもそもZoho Assistとは?

Zoho Assistは、インターネット経由でパソコンやスマートフォンへ安全に接続し、遠隔操作やサポートを行うためのリモートアクセスサービスです。

例えば、以下のような用途で利用されています。

  • お客様のPCを遠隔操作してサポートする
  • テレワーク中に会社のPCへ接続する
  • 店舗や拠点の端末を一元管理する
  • サーバーや業務用PCの保守を行う

Zoho製品の中では比較的目立たない存在かもしれませんが、非常にコストパフォーマンスが高く、多拠点運営企業や情報システム部門、保守サービス事業者などで幅広く利用されています。


Zoho Assistには2つの利用シーンがある

Zoho Assistは大きく分けると、次の2つの機能で構成されています。


リモートサポート

お客様や社員が操作している端末へ接続し、画面共有や遠隔操作を行う機能です。

ヘルプデスクやコールセンター、社内ITサポートなどで利用されることが多く、「今見えている画面を一緒に確認しながら問題を解決する」ための機能と言えます。


無人アクセス

利用者がその場にいなくても接続できる機能です。

例えば、以下のような用途で活用されています。

  • 店舗PCの保守
  • サーバー管理
  • 本社から各拠点への遠隔管理
  • テレワーク環境

最近では、こちらの無人アクセス機能を目的として導入を検討される企業が非常に増えています。

無人アクセスを検討している企業が知っておきたいポイント

無人アクセスプランは非常に導入しやすく、「まずは店舗PCや社内端末を管理したい」という企業におすすめです。

ただし、導入前に知っておきたいポイントがあります。

それは、「管理者権限の考え方」です。


標準の「管理者」は思ったより強力

Zoho Assistには標準で「管理者」というロールがあります。

名前だけを見ると、「無人アクセスの管理者」のように思えます。

しかし実際には、リモートサポート側の権限も含まれています。

Assistでは、「無人アクセスだけ契約しているから、管理者も無人アクセス用の管理者だろう」と考えがちですが、実際にはそうではありません。

標準の「管理者」ロールにはリモートサポート側の権限も含まれているため、そのまま管理者を追加しようとすると、リモートサポート側のライセンスを消費する仕様になっています。

無人アクセスだけ利用するつもりで導入した場合、この仕様は少し分かりづらいポイントかもしれません。


無人アクセス中心なら独自ロールも検討したい

例えば、次のような運用であれば、標準管理者ではなく、必要な権限だけを持った独自ロールを作る方が運用しやすい場合があります。

  • 端末を追加したい
  • グループを管理したい
  • 担当者を管理したい

特に複数部署で運用する場合は、最初にロール設計を考えておくと後々楽になります。


無人アクセス管理者ロールを作る際のポイント

実際に無人アクセス専用の管理者ロールを作成する場合は、標準の管理者ロールを複製して利用すると効率的です。

その際、リモートサポート側のライセンスを利用しないようにするため、次の4つの権限を外しておくことをおすすめします。


上部の権限設定

  • リモートサポート
  • 画面共有
  • ブラウザー共有


下部の権限設定

  • ライブカメラサポート


上記4つの権限を外すことで、無人アクセス専用の管理者ロールとして利用しやすくなります。

そのほかの権限については、自社の運用に合わせて設定すると良いでしょう。

  • 端末登録を許可するか
  • グループ管理を許可するか
  • レポート閲覧を許可するか


導入前に確認しておきたい3つのポイント

① 誰が管理者になるのか

情報システム部門だけなのか。

各拠点責任者にも権限を与えるのか。

② リモートサポートは利用するのか

利用しない場合は、権限設計をシンプルにできる可能性があります。

③ 標準ロールで十分か

実運用では次のように分けた方が安全なケースもあります。

  • システム管理者
  • 拠点管理者
  • 閲覧担当者


まとめ

Zoho Assistは非常に柔軟なサービスですが、その分だけ権限設計も細かく設定できます。

特に無人アクセス中心で利用する場合は、導入時に「何台管理できるか」だけでなく、「誰にどの権限を与えるか」まで考えておくことが重要です。

実際の運用をイメージしながらロール設計を行うことで、スムーズな導入と管理が実現できます。


Zoho Assistの導入・運用はワックアップへ

ワックアップでは、Zoho CRMやZoho Workplaceだけでなく、Zoho Assistの導入支援・運用支援も行っています。

特に、次のようなご相談を多くいただいています。

  • 複数拠点の端末管理を行いたい
  • 社内ヘルプデスクを効率化したい
  • 店舗や現場のサポート体制を整備したい
  • Zoho製品全体と連携して活用したい

「自社の場合はどのプランが良いのか?」「どんな権限設計にすべきか?」といった段階からご相談いただけますので、お気軽にお問い合わせください。


株式会社ワックアップについて


ワックアップは、中小企業・店舗のデジタル化を支援するDXソリューションカンパニーです。
ポイント統合・交換サービス「Point Hub」、会員アプリ「ワックアプリ」、LINE公式アカウント連携サービス「LINE Hub」、など、顧客とのつながりを深める独自のサービスを提供しています。

また、Zoho公式パートナーとしてCRM(顧客管理)やマーケティングオートメーションの「Zoho導入・運用支援」も行い、企業の顧客データ活用と業務効率化をサポートしています。


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